残暑～秋の過ごし方
（筆者：川那辺 貴弘）
猛暑の今夏を乗り越え、待ちにまった秋の訪れ。しかし、残暑がまだ残っています。昼は夏を思わせる暑さ、夜は涼しい秋の夜長。実はこの寒暖の差が体調に影響を及ぼします。季節の変わり目で特に夏から秋にかけては台風も多いので気圧の変化も大きくアレルギーをお持ちの方やデリケートな体質の方は体調を崩しやすい時期です。
『暑』ひと段落ついた暑さで湿度も低いので夏に比べればとても過ごしやすい暑さですが、それでも油断は禁物です。長時間の外出や高温の室内で過ごす際には水分や涼をこまめに取りましょう。また日差しも強く紫外線も多いので日焼けにも十分注意しましょう。
お勧めの漢方は『麦味参顆粒』、『西洋人参』
『燥』湿度が下がり、真冬程ではありませんが乾燥して喉や鼻の粘膜が乾いてしまいます。そのため風邪をひき易く、風邪ではなくともアレルギーや咳などの症状が出やすくなります。また、お肌も乾燥のために荒れやすくなっているので保湿剤でスキンケアをして予防しましょう。
お勧めの漢方は『潤肺糖しょう』『八仙丸』
『玉屏風散』『百潤露』
乾燥のお肌の荒れには『瑞華露ローション』
『瑞華露クリーム』
『涼』冬に近づくにつれ徐々に寒くなりますが、秋の夜は昼との温度差があるので体が冷えやすく風邪をひき易くなります。乾燥もしているのでくしゃみや鼻水、咳、寒気などの症状が多く、菌やウイルス性の風邪も増えてきます。夕方から夜にかけて外出する際にはお体を冷やさないような服装で外出して下さい。 おすすめの漢方は『葛根湯』『板藍根』『小青竜湯』『柴胡桂枝湯』
おすすめの漢方は『葛根湯』『板藍根』
『小青竜湯』『柴胡桂枝湯』
酷暑の影響は秋の胃腸不良として現れ、以上の症状を引き起こしてしまいます。過ごしやすくなってきたとは言え、体調管理を怠らず睡眠や休息を十分に取り体温の調節に気を配りましょう。
