大寒

2013/01/05(筆者:生出 拓郎)

毎年1月20日頃にある『大寒』とは、二十四節気のひとつで、一年の中で最も寒い時季をさします。

小寒から立春までの30日間を『寒の内』といい、大寒はその真ん中にあたります。

 

昔から「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」といわれ、この寒さを利用して、寒稽古などの行事が行われたり、凍り豆腐や酒、味噌などの仕込みが行われたりします。

 

 

 

 

 

漢方ではこの時期には、寒邪による症状(悪寒、頭痛、関節痛、腹痛、下痢など)がよくみられるため、体の中と外、両方からの予防が欠かせません。

 

寒邪は首や背中から入る事が多いと言われているため、ここを冷やさないようにする事が大切です。また人間の体は、手先、足先、胴体(特に腰まわり)を暖めると冷え難いので、この箇所を特に暖める格好がお勧めです。

 

また冷えは食生活への影響が大きいので、アイスクリームやビールなどの冷えた食べ物や飲み物はなるべく控え、温かいものを摂るようにし、体を中から暖めましょう。